「挑戦の回数が、人を変える。」 ─ AI時代に“挑戦する側”でいる理由
AI Shiftには、“SHIFT”というバリューがあります。Scrum・Honest・Ideal・Focus・Trustという5つの行動指針です。今回は、入社から4年間でこの指針をどう体現してきたのか、西日本支社長の天谷航平に聞きました。

西日本支社長 天谷 航平
VoiceAgentの営業・カスタマーサクセスを経て、新規事業の立ち上げ、営業マネージャーを経験。2025年より西日本支社の立ち上げを担当し、西日本支社長を務める。
ーAI Shiftに入社を決めた理由を教えてください
学生時代は特に強い目標を持っていたわけではありませんでしたが、転機はインドの大学を訪問した経験です。夢に向かって全力で走る現地の学生たちの熱量に触れ、自分も本気で取り組めるものを見つけたいと感じるようになりました。そして、帰国後、手に取った一冊の本『渋谷で働く社長の告白』─当時、自分とほぼ同世代だった藤田さんとその仲間たちが、切磋琢磨しながら会社を大きくしていく物語に心が揺れ、自分もこういう生き様を歩みたい、と思いサイバーエージェントの扉を叩きました。入社後の配属先を考えるときは、ある言葉が刺さりました。「どこで頑張るかが重要。成長産業の中心にいれば、自然とポジションが生まれ、その領域の第一人者になれる。」その言葉を受けてAI領域に目を向け、最後は「人」でAI Shiftを選びました。
ー1年目はどのような仕事をされていましたか?
1年目のミッションは、VoiceAgentの営業でした。意識していたのは、Focus(成果に集中すること)です。「電話対応の自動化でコールセンターの課題を解決する」という一点に絞り込み、市場開拓を続けました。
ただ、最初から順調だったわけではありません。当時はまだ「業務をAIに任せる」ことへの抵抗感が根強く、「人がやるべき仕事をAIに変えるなんて」という反応もよくありました。「自分は本当に成果が出せるのだろうか」と、正直何度も不安になりましたが、それでもこの領域は中長期的に必ず普及していくという確信を持ち続け、スマートにやろうとか、かっこよく見せようとか、そういうことは一切考えず、泥臭く動き続けました。その結果、AI事業本部全体の新人賞をいただくことができ、Focusとは、華やかなものではなく、迷いを振り切って目の前のことに集中し続け、泥臭く実行をし続けることなのだと実感した1年でした。一歩一歩は小さくても、それを止まらずに積み重ね続けることで、大きな成果や成長につながるのだと身をもって感じました。

ー2年目には新規事業の立ち上げを任されたそうですね。当時を振り返るといかがでしたか?
生成AIの登場と同じタイミングで、新規事業の立ち上げを任せてもらいました。当初は自社の実績や強みをどう活かすか、競合とどう差別化するかにとらわれすぎて、正直かなり苦しい時期を過ごしました。試行錯誤の末に気づいたのは、AIプロダクトの機能だけでの差別化には限界があり、顧客との関係性や提供価値の設計そのものに勝ち筋があるということでした。
そのとき支えになったのが、Ideal(理想から考えよう)という視点でした。「現状のリソースで何ができるか」「競合に勝てるか」ではなく、「そもそも、どんな未来を作りたいのか」。原点に戻るたびに、霧の中でも進む方向が見えてきました。この経験は現在の主力プロダクトの原型づくりにつながっています。
挑戦の回数が多ければ、失敗の回数も当然増えます。でもその一つひとつが、確実に自分の解像度を上げてくれていました。そう気づけたのは、この2年目があったからです。
ー1,2年目の経験から、3年目には営業マネージャーを任されていますが、当時の課題や意識していたことはどのようなことでしたか?
複数の事業を横断し、売上と受注の責任を負う立場になりましたが、プレイヤー時代の感覚のままではチームがついてこないという壁に直面しました。組織拡大に伴うメンバーの育成にも向き合う必要があり、目先の数字と人材育成のバランスに悩んだ時期もあります。それでも腰を据えて向き合い続けた結果、当時必死に育てたメンバーたちが、今では自分の右腕・左腕と呼べる頼もしい存在になっています。足元では苦しくても、長期的に見れば育成は尊い投資だと思います。それを体感として理解できたのは、あの時期があったからです。
そしてこの育成も、自分一人でやり切れたわけでは決してありません。AI Shiftメンバー全員がフォローしてくれ、チーム全体で新しい仲間を受け入れ、共に目的へ向かう空気をつくってくれました。Scrum(共通の目的に一体となろう)の本質は、成果を出す場面だけでなく、仕組みを作る場面にも、人を育てる場面にも同じように宿っていると気づきました。チームで同じ方向を向いて動き出したとき、個人では絶対に届かなかった壁を越えられる瞬間があります。そのときの感覚は、個人で成果を出すこととはまるで異なる種類の喜びでした。

ーそして、4年目は西日本支社の立ち上げを担っていますが、これまでを振り返るといかがでしょうか
0から人を採用し、チームをつくり、クライアントを開拓していく日々。しかし立ち上げ初期は、思っていた以上にうまくいかないことの連続でした。採用は時間がかかり、慣れない土地でのビジネス開拓は、東京とは勝手が違います。「本当にこの支社、立ち上がるのだろうか」と、自問した夜もありました。
それでも諦めずに動き続けた結果、今では採用も軌道に乗り、西日本のお客様との取引も着実に増えてきています。あの苦しかった時期があったからこそ、今の支社拡大の手応えが素直に嬉しいです。
その過程で気づかされたのが、AI Shiftが創業から積み上げてきた「信頼残高」の大きさです。自分一人の力ではなく、会社としての誠実な実績と姿勢が、初めてお会いする方々との関係の入口を開いてくれていました。東京を離れて外に出たからこそ、その重みが初めて実感として腹に落ちました。Trust(信頼を勝ち得よう)とは、一朝一夕で作れるものではなく、日々の小さな誠実さの積み重ねでしか生まれません。そしてその信頼は、次の挑戦を支える土台になってくれます。
Honest(何事も誠実に)という姿勢が、信頼の根っこにある。それを腹の底から理解した1年でした。

ーこれからAI Shiftに関心を持つ方へ、メッセージをお願いします。
この4年間は決して順調な道のりばかりではありませんでしたが、そのたびに自分の甘さや限界にぶつかったことこそが、自分を変えてきたと感じています。AI時代は正解が定まっておらず、変化のスピードも速いからこそ、挑戦する回数も自然と増えていきます。その一つひとつの経験を楽しみながら前に進める方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。挑戦の回数が、人を変える。その実感を、一緒に積み上げていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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